2011年3月4日金曜日

極私的BEST MOVIE & WORST MOVIE

昨年1月あたりから今年2月まで200本ほど映画を観ました。
その中で勝手&私的にそれぞれBEST5をご紹介したいと思います。

■BEST
・No.1「キックアス
タイトルロールのキックアスよりもヒットガールが素晴らしい。
襲撃のシーンの音楽と映像の融合が最高品質です。
マシュー・ボーン監督の次回作「X-men firstclass」が楽しみです。
TSUTAYAだけですが、この「キックアス」、すでにレンタルされています。

・No2「フェアウェル さらば哀しみのスパイ
実話の「フェアウェル事件」を描いたサスペンス。
ただただ切ない。
しかし、外国(フランス)文化を愛することと以上に、祖国(ソ連)を思うことで生まれたスパイの信念、内情が描かれています。とにかく渋い作品。
マイナーな作品ではありますが、必見です。

・No3「ソーシャル・ネットワーク
惜しくもアカデミー賞は逃しましたね。
しかし、編集は絶妙。劇中の言葉の応酬もハンパないくらい膨大です。
虚構といわれるインターネット上でSNSを構築した登場人物の内情、本音が感じられます。


・No4「ゾンビランド
ゾンビ映画はあまり好みではないですが、この作品は別口。ゾンビ映画らしくなく、結構笑わせてくれます。特に大物俳優が出るあたりが最高。続編も製作準備中らしいです。

・No5「第9地区
今までにない切り口でSF映画の未来を切り開いた作品。観終わったあと切なさが残りますが、それ以上に何か新しいジャンルの映画を観ているようで、観ている者を飽きさせないパワーのある作品だと思います。


■WORST
・No1「エアベンダー
シャマラン監督には独自の肩すかし感があるので、それを期待して観に行ったのですが、それすらなく、なおかつ原作となっている物語がひどくつまらなく、開始早々眠ってしまい、途中退場してしまうほどつまらない作品でした。ラズベリー賞受賞も納得の作品です。ここ10年くらいで自分の中ではWORST1確定です。
もし時間とお金に余裕がある方がおられましたら、この作品のつまらなさを堪能して下さい。

・No2「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島
前2章で、天下のディズニーが権利を放棄し、20世紀フォックスが買い取り、最新作を製作したらしいですが、ディズニーが権利を放棄した理由が分かる気がします。内容的には、全く引き込まれなく、つまらない。「そもそもアスラン王(何故かライオン)が最初から出てくれば、問題は解決するだろうが」とつっこみたくなります。3D効果も全く意味ないですね。やはり「ロード・オブ・ザ・リング」のようにはいかないですね。明らかに子供向け(特に10歳未満かと)ですね。

・No3「唐山大地震
先日、試写会に当選し、行ってきました。実際あった天災が軸に描かれていますが、どうしても中国プロパガンダ映画に観えてしまいます。そして実際に亡くなった方に失礼です。震災でなくなった方々も実際に何万人もいらっしゃいますが、設定が粗すぎる気がします。「全世界が泣いた」と宣伝でおっしゃっていますが、全然泣けません。ここでは自分の政治趣向を明言することが避けますが、明らかにこの映画は中国で起こった天災で亡くなった方々を中国の発展のアピールに使っているような気がして、興ざめしてしまいます。こういった映画を作る側、そして国を改めて軽蔑します。

BSETに比べて、WORSTが少ないですが、自分は映画というものは、「楽しむもの。そして何か得られるもの(些細なことでも)があれば観たことに意義がある」と考えているので、あまりにひどい(極私的感覚から)映画を観てしまったという思いが他の方々より少ないことからそうした傾向にあるかもしれません。

皆さんもご存じでしょうが、駄作といわれる作品でも何かしらの人生の糧になる可能性は秘めていものです。

2時間くらい暇な時間ができたら、是非映画を観ることをお勧めします。





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