2011年3月18日金曜日

自分にとっての東日本大震災

震災当時、自分は眠っていました。
実際に被災された方々には大変申し訳ないですが、職場に耐えられなくなり、「死にたい」と希死願望が強まり、オーバドース(ロヒピノール、パキシル等々)してしまい、休憩室で眠っていました。地震で揺れたのにも気づかず、ふと目を覚ますと、電球が揺れていたので、地震があったのだと理解しました。

以前の投稿で「天を相手にせよ」と高尚な理想を目指しましたが、やはり自分にはまず「自分自身を相手にする」ことが第一条件のようです。
現在は何とかその壁に手を伸ばし、登りだそうとしている状態です。

「死ぬ」ということを「悩み・苦しみからの解放」と、とんでもない捉え方をしてしまった自分自身がすべての原因です。
これからはそういった著しく偏った考え方を改めるとともに、自分自身に降りかかる色んなことと闘いながら、過ごしていきます。悩みを分かちあえるとまではいきませんが、少しは自分の気持ちを理解してもらえる人や環境がある限り、自分自身と闘いながら、最後には「天を相手」にしたいです。

実際に東日本大震災で被災された方々には、自分が直接何かさせていただくことはできませんが、当面の間は、コンビニ等で買い物をした際のおつりは義援金の箱にいれさせていただきます。
自分よりも深い悩みを抱えていらっしゃる方々も多いとは思いますが、場所は違えど、頑張っていきましょう。

2011年3月8日火曜日

『天を相手にせよ』 ~南州翁遺訓~

今日ふと思いました。

南州翁(西郷隆盛)が遺訓として遺した言葉です。
全文のうちの第25章で『人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、人を咎めず。我が誠の足らざるを尋ぬ可し』という格言があります。

意訳としては「何かを為すという行為は、他人やものを相手にするのではなく、ただただ精一杯自分の力を発揮するべき。失敗したとしてもそれを他人等のせいにはせず、自分の努力や志が足りていなかったことを自覚するべし」というのが適当でしょうか。

自分は少し拡大解釈させていただいて、「何か世間一般の物事で嫌なことがあっても、他人を責めても何も始まらない。自分に何が足りていなくて、そう思うのかを自覚する。」と捉えさせていただきました。
上司の人の心を蹂躙するような言葉に傷ついているだけでは何も生まれない。その傷ついた精神状態から自分に欠けている(足りていない)ものを見つけだし、今後に生かしていくことにします。
まだまだ人生長いし、色んなこともあるだろうから、若いうちは(もう30まで2歩ほど手前ですが・・・)色んなこと(学べること、楽しいこと、つらいことなんか)経験して、西郷隆盛のような色んな意味ででっかい大人になっていこうと思います。

2011年3月4日金曜日

復職その後

結果論から言うと、何となくうまくいったような気がします。

前に書いた失礼な発言をした上司には人事から注意勧告するそうです(自分が昨日、今日いろいろとやったことが発端となった訳ですが・・・。詳細については些細なことなので省きます。)

とりあえず、来週からは本社内での他部のヘルプ(バイト用語みたいですが・・・)につくことになりました。少し仕事の先が見えてよかった。
その仕事を提案し、上司等に伝えてくれた友人に感謝です。
やっぱり仕事って働かないと仕事ではないですからね。

極私的BEST MOVIE & WORST MOVIE

昨年1月あたりから今年2月まで200本ほど映画を観ました。
その中で勝手&私的にそれぞれBEST5をご紹介したいと思います。

■BEST
・No.1「キックアス
タイトルロールのキックアスよりもヒットガールが素晴らしい。
襲撃のシーンの音楽と映像の融合が最高品質です。
マシュー・ボーン監督の次回作「X-men firstclass」が楽しみです。
TSUTAYAだけですが、この「キックアス」、すでにレンタルされています。

・No2「フェアウェル さらば哀しみのスパイ
実話の「フェアウェル事件」を描いたサスペンス。
ただただ切ない。
しかし、外国(フランス)文化を愛することと以上に、祖国(ソ連)を思うことで生まれたスパイの信念、内情が描かれています。とにかく渋い作品。
マイナーな作品ではありますが、必見です。

・No3「ソーシャル・ネットワーク
惜しくもアカデミー賞は逃しましたね。
しかし、編集は絶妙。劇中の言葉の応酬もハンパないくらい膨大です。
虚構といわれるインターネット上でSNSを構築した登場人物の内情、本音が感じられます。


・No4「ゾンビランド
ゾンビ映画はあまり好みではないですが、この作品は別口。ゾンビ映画らしくなく、結構笑わせてくれます。特に大物俳優が出るあたりが最高。続編も製作準備中らしいです。

・No5「第9地区
今までにない切り口でSF映画の未来を切り開いた作品。観終わったあと切なさが残りますが、それ以上に何か新しいジャンルの映画を観ているようで、観ている者を飽きさせないパワーのある作品だと思います。


■WORST
・No1「エアベンダー
シャマラン監督には独自の肩すかし感があるので、それを期待して観に行ったのですが、それすらなく、なおかつ原作となっている物語がひどくつまらなく、開始早々眠ってしまい、途中退場してしまうほどつまらない作品でした。ラズベリー賞受賞も納得の作品です。ここ10年くらいで自分の中ではWORST1確定です。
もし時間とお金に余裕がある方がおられましたら、この作品のつまらなさを堪能して下さい。

・No2「ナルニア国物語 第3章 アスラン王と魔法の島
前2章で、天下のディズニーが権利を放棄し、20世紀フォックスが買い取り、最新作を製作したらしいですが、ディズニーが権利を放棄した理由が分かる気がします。内容的には、全く引き込まれなく、つまらない。「そもそもアスラン王(何故かライオン)が最初から出てくれば、問題は解決するだろうが」とつっこみたくなります。3D効果も全く意味ないですね。やはり「ロード・オブ・ザ・リング」のようにはいかないですね。明らかに子供向け(特に10歳未満かと)ですね。

・No3「唐山大地震
先日、試写会に当選し、行ってきました。実際あった天災が軸に描かれていますが、どうしても中国プロパガンダ映画に観えてしまいます。そして実際に亡くなった方に失礼です。震災でなくなった方々も実際に何万人もいらっしゃいますが、設定が粗すぎる気がします。「全世界が泣いた」と宣伝でおっしゃっていますが、全然泣けません。ここでは自分の政治趣向を明言することが避けますが、明らかにこの映画は中国で起こった天災で亡くなった方々を中国の発展のアピールに使っているような気がして、興ざめしてしまいます。こういった映画を作る側、そして国を改めて軽蔑します。

BSETに比べて、WORSTが少ないですが、自分は映画というものは、「楽しむもの。そして何か得られるもの(些細なことでも)があれば観たことに意義がある」と考えているので、あまりにひどい(極私的感覚から)映画を観てしまったという思いが他の方々より少ないことからそうした傾向にあるかもしれません。

皆さんもご存じでしょうが、駄作といわれる作品でも何かしらの人生の糧になる可能性は秘めていものです。

2時間くらい暇な時間ができたら、是非映画を観ることをお勧めします。